静岡市立中学の吹奏楽部が吹奏楽コンクールに出場して帰校した後、午後11時を過ぎても部活動を行っていたとして、市教委が同校に対し厳重注意していたことが、21日までに市教委などへの取材で分かった。 厳重注意は、児童・生徒の午後11時以降の外出禁止を規定した県条例に違反するため。市教委によると、同校は8月11日に浜松市内で開かれた県吹奏楽コンクールに出場した。午後7時半に大会が終了し、同10時半に同校に戻った。3年生の最後の大会で、帰校後は同11時半ごろまで送別や下級生への激励などを行っていたという。 8月下旬に、市のホームページに県条例違反を指摘し、学校や主催団体に対策や運営の見直しを求める匿名の書き込みがあり、問題が発覚した。市教委は同校に対して厳重注意するとともに、保護者への説明と謝罪を要請し、大会主催者の県吹奏楽連盟へ大会時間の見直しも求めた。 市教委の担当者は「他の部活でも同じことが起