ブックマーク / inujin.hatenablog.com (7)

  • 実は世界は、「はてな的」になりつつある。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    シロクマ先生(id:p_shirokuma)がNHK『クローズアップ現代』に出演されたということで、NHKプラスで拝見した。 www.nhk.or.jp 内容も面白かったのだが、何よりも、小泉今日子さんとphaさん (id:pha)とシロクマ先生が同じ番組の中で「中年の危機」という、とても「はてな的」なテーマについて語っている、その状況自体が、はてな村民(と名乗るにはだいぶ新参者だけど)としてはなんとも不思議なものだった。 あと、番組の中でシロクマ先生は「中年の危機」の問題は、その危機を乗り越えるリソースを十分に持ち合わせていない氷河期世代が直面していることと相まって、余計に深刻になっているのでは、というようなことをおっしゃっていた。 これも興味深いことだ。 これまでずっと世の中からスポットライトを浴びることのなかった氷河期世代が、「中年の危機」に直面することになってはじめて注目を集めてい

    実は世界は、「はてな的」になりつつある。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
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    nakayossi 2024/09/25
  • 感じる時間を、つくる。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    ぼくはとても感覚的な人間である。 しかし、それをつい隠して、まるで論理についても理解があるようなフリをしてしまう。 そのうち、自分自身もそうやって自分を偽っていること自体を忘れてしまう。 今週、いくつかのことをきっかけに、自分の正体について思い出すことができた。 ぼくはとても感覚的で、物事の変化を肌で感じとり、直感を使って判断し、体が勝手に動き出す。 そういった感覚人間が気持ちよく日々をすごすには何が必要だろうか。 まずは、一日のうちで「考える時間」だけでなく「感じる時間」を十分にとることが必要だろう。 感染症で出社ができない頃は、朝、近くにある緑が多い公園を歩くようにしていて、その時はとても調子が良かった。 鳥の声やなにかの木の実が落ちる音、土を踏みしめるときの心地よい感触が、ぼくの感覚に栄養を与えてくれていたのだと思う。 しかし最近は、自分が取り組んでいる仕事の成果を急ぐあまり、朝の散

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    nakayossi 2023/11/27
  • 偶然は、きらいですか。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    昨日、山奥でキャンプ場を運営している方から話をうかがった際、「偶然、何か面白いことが起こる」というのを大事にしている、とおっしゃっていたのが印象的だった。 何日間も同じ場所に滞在していると、そこで予定していたこととは違う面白いことが起こる。 それは、意外な獲物がワナにかかったとか、珍しい植物が見つかったとか、あるいは突然の雨が降ったせいで美しい虹が見れたとか、色んな形として現れるのだが、とにかくそういう来予定していたこととは違うことが起こることこそ自然の中で暮らすことの醍醐味だというわけだ。 いやあ当にそうだなと思った。 ぼくらは普段、とにかく物事が計画通りに進むことばかり気にしている。 目的を定め、目標を決め、それを達成するための予定を立て、その通りに実行できているか、そればかり気にしている。 それじゃあ面白くないに決まっている。 一方で、ぼくがずっと大事にしてきたことも、やっぱり「

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    nakayossi 2023/09/16
  • 変わるのはなかなか、むずかしい。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    しばらく、ひどく忙しかったし、疲れていた。 何がそんなに疲れたのかというと、お金を稼ぐゲームに巻きこまれていたのだと思う。 巻きこまれていた、というとずいぶん被害者ぶった言い方だ。 自分から巻きこまれにいっていた、と言ったほうがいいかもしれない。 お金というものは当によくできている。 あなたの稼ぎは今月はこれくらいしかありません、とはっきり数字で見せつけられる。 すると不安と焦りでいっぱいになる。 で、必死に努力をして、うまく達成すればとてもうれしくなるし、しかしいくらやってもうまくいかないと、自分の能力や存在価値を疑うようになったりする。 あるいは力のゲームに巻きこまれにいっていた、とも思う。 どっちが強い、どっちが弱い、ということばかり気にして、自分が当に大事だと思っているほうを選べていなかったようにも感じる。 強いとか弱いとか、そんなことはどうでもいいはずなのに。 あるいはまたも

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    nakayossi 2023/07/29
  • 世の中はよくなっていると、少なくともぼくは思う。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    外出することが当たり前の世の中が戻ってきて、それなりの時間が経つ。 朝の電車は満員だし、観光に来る外国人もたくさん見かけるようになった。 一方で、ぼくの周りではオンラインでの会議は完全に浸透した感じがあり、オンライン、オフライン含めて、一日の中で打合せの予定がびっしりと詰まっていて、トイレに行く隙もないような時もある(さすがに、その旨を伝えて、席を外すけれど)。 また、出社したときよりも、在宅で働いている時のほうが圧倒的に忙しい感じもある。 移動時間がない分、仕事する時間が増えているし、仕事の最中に子どもたちが帰宅してくるので、早く終わらせなければと焦ってしまう。 焦ると、色々とミスも増えるので、あまり良いことはない。 じゃあ、外出を控えていた頃はどうだったかというと、在宅で働くことを基としていたので、子どもたちが帰ってくる頃には仕事を終わらせる、とはっきり決めていた。 で、そこまでに間

    世の中はよくなっていると、少なくともぼくは思う。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
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    nakayossi 2023/07/10
  • もっと、ぼうっとしたい。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    ぼうっとしていることが減ったな、と思う。 年を取ると、いつも体のどこかがが痛い。どこも痛くない、という日はほとんどない。たぶんそのせいで、ぼうっとしようとしても、痛みのほうが気になってしまって、それを緩和する方法について考え始めてしまう。あるいは、ちょっと時間ができたと思ったら、ついパソコンやスマホを触ってしまって、頭を休めることがない。 ぼうっとするのにも、なかなかの覚悟がいるのである。 若い頃はかなりぼうっとしていたように思う。 ぼくはだいたいどんなところにいても妄想ができる性格なので、ちょっとでもヒマができると勝手に心がどこかに出かけていった。それでも、普通は大人になったらそういう妄想癖もおさまるのかもしれないが、企画を考えることを仕事にしたせいで、正々堂々とぼうっとできるようになってしまった。そのせいで、ぼくはかなりぼうっとした大人になってしまったのである。 いまだに電車に乗ってい

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    nakayossi 2023/01/24
  • インターネットに関する、とても個人的で感情的で非論理的な見解。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    ぼくがブログを書き始めたころ、インターネットは現実から隠れて自由になれる場所だった。 目の前の現実では、ぼくはいつも自分のことをごまかしていた。 ぼくの現実にはいつも評価があった。 得意先の要望に応えるべく努力しているか、会社の収益を上げるための工夫をしているか、家庭の一員として役割を果たしているか、まともな人間として世の中の役に立とうしているか、そして他にはない自分だけの生き方をできているか。 ぼくはそういうことに何度かまともにぶつかってみた結果、まったくうまくいかなくて、物事に気で取り組むのを恐れるようになった。 気でやらないから力もつかないし、力がないのがわかるから勝負事を避けるようになった。 そうやってどんどん自分で自分を窮地に追いやっていることがわかっていたので、そのこと自体がダメージとなって蓄積し、身動きが取れなくなっていた。 はてなブログで文章を書いているあいだ、ぼくはそ

    インターネットに関する、とても個人的で感情的で非論理的な見解。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    nakayossi
    nakayossi 2021/08/18
    “そんな時、インターネットはあの頃と同じようにぼくを優しく迎えてくれるだろうか。 誰もが平等にボロクソに扱われる修羅の世界、その中であがいている一人の書き手として扱ってもらえるだろうか”
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