マドリード(CNN) シエスタ(昼寝)の習慣が根付くスペインの首都マドリードで14日、シエスタの初めての全国選手権大会が開幕した。経済のグローバル化などで同国社会の変化が速く、伝統を誇るシエスタ文化が廃れていくことを阻止しようとの趣向。 大会を主催するシエスタの友の協会の責任者ダニエル・ブランコ氏は「現代生活はシエスタに脅威を与えるものとなっている。シエスタは平穏、良き人生の象徴にもなっている」と大会の意義を強調。同氏の友人ら約50人が中心に大会を企画し、賞金拠出などのスポンサーとして地元のショッピングセンター「イスラスル」を口説き落とした。 大会では、バスの座席5つを用意し、参加者は規定時間の20分間でいかに長く眠れるかなどを競う。狭い座席で寝るための位置どりや着込んだパジャマも採点対象になり、いびきが出た場合は高得点を稼げるという。参加者は脈拍計測器を胸に付け、医師や審判員が睡眠の深浅