“どうすればいいのか、わからないんだ…。” そんなコペル君にアドバイスするのが、近所に住む“叔父”です。 叔父さんは、コペル君とやりとりするノートに、悩みと向き合う、さまざまなヒントを書いてくれます。 “世間の目よりも何よりも、君自身が、まず人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。” 自身も愛読者だという、コピーライターの糸井重里さんは、今、この本が大人たちの共感を集める理由について…。 コピーライター 糸井重里さん 「“力のないエリート”が、いま増えている、日本中で。 いろいろ分かりたいし、分かっているけど、自分に何ができるかにつながらない。 “これから君どうするの”って、問いかけられている。」 80年前の名作が、今の時代に問いかけるものを見つめます。 大学1年生の目野登生(めの・とうい)さんです。 入学はしたものの、将来何をしたいのか分からないまま、勉強を続けること