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枕草子に関するnakuramayumicomのブックマーク (5)

  • 『枕草子』千年のあゆみ|ちくま学芸文庫|島内 裕子|webちくま

    『枕草子』をどう読むか 『枕草子』は、清少納言によって書き綴られた「散文集」である。『枕草子』は、「三大古典随筆」の一つと称されることが多いが、清少納言が『枕草子』を書き始めた時には「随筆」という概念はなかった。鴨長明が『方丈記』を書き、兼好が『徒然草』を書いた時も、状況は同じである。 『方丈記』の場合は、400字詰の原稿用紙に換算して20枚程の短編であり、テーマも 「人と栖(すみか)」という一点に絞っていることを冒頭部で明記しているから、「散文集」という名称は、ニュアンスとしてそぐわないだろう。『方丈記』には、「三大随筆」という名称で一括(ひとくく)りにできない異質性がある。しかし、『枕草子』と『徒然草』は、まさに散文集というに相応しく、さまざまな散文の集合体である。換言すれば、散文集としか呼べないほどに、多様性を持つ文章が寄り集まったものが『枕草子』であり、『徒然草』なのだ。 和歌を集

    『枕草子』千年のあゆみ|ちくま学芸文庫|島内 裕子|webちくま
  • エピソード - 視点・論点

    人口の急減が推計される日。人口減少のスピードを減少させ、また、人口が減少しても活力ある社会を維持するにはどんな対策が必要か、考えていきます。

    エピソード - 視点・論点
  • 毒舌の裏に涙の人生あり。田辺聖子『小説枕草子 むかし・あけぼの』 - mg-ミリグラム-の本棚

    皆さま、こんにちは。小暮です。お久し振りです。 読了まで随分かかってしまいました。しかし、ずっと読みたかった田辺聖子氏の『むかし・あけぼの』を読み終えることができ、大満足です。以下、早速感想など。 まず小説化に拍手! 枕草子は、清少納言が日常の一コマを切り取ったもの。それに、「すさまじきもの」「心ときめきするもの」など、テーマに合わせて「なるほど」と思えたり、クスリと笑ったりするような事柄を挙げてゆく、といった趣向が中心です。 『むかし・あけぼの』の文中でも、「瞬景」という言葉を用いていますが、珠玉の一瞬一瞬を描いているのが枕草子の特徴であり、魅力でもあります。ただ、それだけに細切れで、バラバラのピースを繋ぎ合わせて小説に仕立てるのは至難の業。まずは、よく小説化してくれた、というのが正直なところです。 そして、物語として純粋に面白くなっています。「あとがき」を読むと、田辺氏は清少納言に共感

    毒舌の裏に涙の人生あり。田辺聖子『小説枕草子 むかし・あけぼの』 - mg-ミリグラム-の本棚
  • 野心家の貴公子。清少納言『枕草子』~頭の中将斉信篇~ - mg-ミリグラム-の本棚

    皆さま、こんにちは。小暮です。 久々の枕草子です。今日は頭の中将・斉信についてご紹介します。 頭の中将・藤原斉信について 道長の腹心として知られる人物です。 道長の側近たち”四納言”の中でも最も道長に近い人物でした。 同じ四納言で、ともに枕草子に頻出している行成とは あまり仲がよくなかったようです。 (行成が扇に斉信の悪口を(名筆で)書いていたという逸話があります) 行成についてはこちらをどうぞ。 glleco.hateblo.jp 頭の中将は、頭の弁と並ぶ若手エリートの登竜門と目された役職で、 頭の弁が実務を重視するのに比べ、頭の中将は非常に華があり、 家柄も容貌も良い貴公子が任じられることが多かったといいます。 斉信は太政大臣・為光の子で、また容姿も美しい人物でした。 大納言までのぼったものの、さらに大臣になりたくて祈祷をしたため、 当時右大臣だった賢人右府の実資に嫌われたという逸話も

    野心家の貴公子。清少納言『枕草子』~頭の中将斉信篇~ - mg-ミリグラム-の本棚
  • 藤原実方と清少納言

    こんなにも、何の役にも立ちそうもないことを追い求める私は、かなりのヒマ人と思われそうです。しかし益々深みにはまっていく己を、いささか持て余し気味でありながら、やめられそうにありません。忙しいのにねー。 平安時代、陸奥に下向する前の青年貴公子「藤原実方」の詠みし和歌の数々は「実方集」に登場してまいります。 今回は「実方集原型甲の形態と編纂意図 ―清少納言との関係―」との表題による仁尾雅信様の評論より「そうか、そういうことだったのか」という引用でございます。 「実方集」といっても伝が沢山ございまして、「宮内庁書陵部蔵『実方中将集』」を中心とした甲の伝群と「群書類從所収の『実方朝臣集』」等の類従の伝群があります。 このような中で仁尾様は甲の伝を中心に清少納言と実方との関係を活写してくださいました。 「枕草子」という、いうなれば名エッセー集とでもいうべき作品を残した清少納言ですが、

    藤原実方と清少納言
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