不倫をしたら死罪だった かつて「不倫は文化」と豪語した芸能人がいましたが、不倫(不貞行為)は、法的には相手の配偶者に慰謝料を払う義務が生じる違法行為です。 誤解があるかもしれませんが、ドラマなどでは妻子のいる男性が、不倫相手の独身女性から「奥さんにバラされたくなければ慰謝料を払って」と脅される場面がありますが、不倫が発覚した場合(男性が自分は独身だと嘘を言っているなどの過失がなければ)、「家庭を壊した」慰謝料を払わなければならないのは女性の方なのだそうです。 昔の日本もこの考えは共通で、厳しい処罰が下されていました。現在、不倫や浮気と呼ばれている行為は江戸時代、「不義密通」と呼ばれていました。 しかも、婚姻関係にある相手以外と性的関係を結ぶ行為すべてを不義密通というので、厳密に言えば独身の男女もこれに該当するのですが、本稿では便宜上、既婚者に限ることにします。 さて、不倫に対する処罰ですが
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