神奈川県立高校の06年度の全在校生約11万人分の個人情報がインターネット上に流出した問題で、個人情報約2千人分を含むファイルを共有ソフト「シェア」で流出させ、日本IBMの著作権を侵害したとして、警視庁は、東京都八王子市館町、無職川嶋一洋容疑者(50)を著作権法違反容疑で逮捕したと29日発表した。川嶋容疑者は「ファイルの欠陥を指摘したのに無視されたのでやった。シェアで流すことが違法とは知らなかった」と否認しているという。 同庁生活経済課とハイテク犯罪対策総合センターなどによると、川嶋容疑者は昨年11月、生徒約2千人分の氏名、住所、授業料の振替口座番号などの個人情報を含むIBMの著作物をシェアを使ってネットに流出させ、IBMの著作権を侵害した疑いがある。その他の約10万人分余りの個人情報については「ファイルは入手したが、まずいと思って流さなかった」と説明しているという。 川嶋容疑者のネット