夏の電力対策、「ピーク時にテレビ消す」「シェスタ推奨、休日・勤務時間シフト」──化学工学会が提言(1/2 ページ) 今夏、電力不足の首都圏で計画停電が避けられない見通しになる中、化学工学に関連する研究者・開発者の学会・化学工学会(会長・中尾真一工学院大学教授)がこのほど、大規模な計画停電を回避するための対策案をまとめ、緊急提言として公表した。 供給力の積み増し、PC利用の工夫やテレビのオフといった節電を徹底しても、ピーク時の電力不足は避けられないとして、さらに休日の分散化や夜間勤務、サーバの移設など、電力需要の「時間的・空間的シフト」に取り組むよう提案している。 現状では夏の計画停電は避けられない見通し 東京電力は7月末までに供給力を1000万キロワット回復し、合計4650万キロワットまで改善させる計画。だが、空調の利用が増える夏のピーク時間帯となる午後1時~午後4時には例年、6000万キ