やっぱり、電気グルーヴみたいなグループ、他のどこを探してもいない。3年半ぶりの新作アルバム『人間と動物』を聴くと、改めてそう痛感させられる。全曲歌モノ、80年代ニューウェーブ感満載のサウンド、ナンセンスな歌詞――。しかし、そうやって要素を並べてみても、その音の格好良さ、ふつふつとこみ上げてくる面白さは、上手く説明できない感がある。「『WIRE』を主宰し日本のテクノシーンを牽引する石野卓球」「CMやバラエティ番組、映画でも活躍するピエール瀧」というプロフィールこそ知られていても、それだけでは二人が電気グルーヴとして集まったときに生まれる不思議な爆発力を伝えられないような気もする。5年ぶりの全国ツアー『ツアーパンダ』も始まった今、改めて「電気グルーヴとは一体何なのか?」、そして「今の10代に電気グルーヴのヤバさを伝えるとしたら、果たしてどうすればいいか?」というテーマのもと、臨んだインタビュー
“20世紀最後のアイドル”高橋由美子が語るアイドル論「『脱アイドル』なんて言わなくても、時代はどんどん変わっていく」 [2012年10月14日] Tweet 「20世紀最後のアイドル」と呼ばれ、1990年代の週プレで最も多くの表紙を飾ってくれたひとりでもある高橋由美子さん。94年、20歳のときに語った彼女のこの言葉は、“アイドル冬の時代”といわれた当時、強烈なインパクトを与えた。 「いくつになっても、みんながアイドルって呼んでくれるのならアイドルですから」 この発言から18年。現在は“日本一チケットが取れない劇団”「劇団☆新感線」などから、多数のオファーが舞い込む舞台女優として活躍中の彼女に、あえて聞く「今でも、この発言のときの気持ちのままですか?」 *** ―20歳のときのご発言ですが、今、お読みになってどんな印象ですか? 高橋 「おまえ、よく言った!」と(笑)。今も、別に(アイドルと)
(前編はこちら) 『ふしぎ遊戯 玄武開伝』(小学館)より/(c)渡瀬悠宇/小学館 ――前編では、創価学会で得たものが渡瀬先生の作品に影響を与えているというお話がありましが、先生にとって、学会の池田名誉会長はどういった存在なんでしょうか? 渡瀬 先生は「教祖」ではなく「師匠」です。困った時や苦しい時に、先生の本を読んで「よし、頑張ろう」って思えるんです。例えば、日蓮大聖人の教え【註1】によれば、人間の命の中には十界という10個の世界があります。その中で仏界だけはなかなか出すことができないんですよ。わかりやすく言うと、鏡に自分を映した時、曇っていると自分の姿は映りませんよね。でも、その鏡に映っているのが、本当の自分なんです。だから、お題目【註2】を唱えることで、その鏡を磨いていくんですよ。鏡を磨く、とは自分の弱い生命を変革していくこと。「仏」とは「生命」のことです。どこかよそにいるのでなく、あ
真っ白な紙の上に新たな世界を創造していくマンガ家たち……そんな彼らに、作品づくりを通して体験したスピリチュアルな世界や、作品に込められた思いについて話を聞く不定期インタビュー連載がスタート! 記念すべき第1回は、『ふしぎ遊戯』などで知られる渡瀬悠宇先生にお話をうかがった。初めて明かしてくれた自身の信仰と作品の関係、そして、そこに込められた子どもたちへの強いメッセージとは……? 『ふしぎ遊戯 玄武開伝』(小学館)より/(c)渡瀬悠宇/小学館 ――早速ですが、まずは渡瀬先生のルーツについて教えてください。先生がマンガを書き始めたのは、何歳くらいの頃ですか? 渡瀬悠宇(以下、渡瀬) 絵を描き始めたという意味では、2歳くらいですかね。母によると、その頃から絵に対する執着がものすごい子だったみたいです。それからコマを割った“マンガ”を描き始めたのが5歳くらい。それからずーっと描き続けて、小学校5~6
アイスランドの歌姫ビョークの作詞家×伝説のホラー映画『悪魔のいけにえ』(1974)×捕鯨問題×国際派女優・裕木奈江。一見、何の接点もなさげなこれらの要素が惑星直列のごとく重なり合った瞬間、奇跡が起きた! アイスランド史上初となるホラー映画『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』がメタメタに面白いのだ。ビョークに歌詞を提供している脚本家シオン・シガードソンの発案による本作は、『悪魔のいけにえ』(原題『テキサス・チェーンソー・マサカー』)をアイスランド風味に味付けしたもの。内容はタイトルのまんま、アイスランドの首都レイキャヴィクへ呑気にホエール・ウォッチングに集まった外国人観光客たちを、”反捕鯨運動”のせいで失業したイカれた漁師ファミリーが襲い掛かるというもの。裕木奈江はツアーガイドとして事件に巻き込まれちゃうわけだが、拉致された捕鯨船の中で火炎瓶を作って逆襲に転じるなど大活躍。あ
小学生映画日記原画展は2011年2月22日(火)~27日(日)までなので、このレビューが掲載される頃には終わってしまっているかと思われますが、同人誌「小学生映画日記」はまだ入手可能です。本文後のリンクからどうぞ~。 8歳の小学生女子マーリーちゃんが、日々鑑賞した映画の感想を絵日記にしている「小学生映画日記」というブログが、各方面で大人気だ。昨年末の文学フリマでは、これまでのエントリーに描き下ろしを加えたものを同人誌として出版し、用意した150部を2時間で完売するという快挙も見せた。 そんな「小学生映画日記」のイラスト原画展が、東京は中野のギャラリーカフェ「alternative cafe」で開催されていたので、見学ついでに取材してきた。 お店のドアを開けると、いきなり8歳女子が描いた「ZOMBIE」のポスターが目に飛び込んでくる。お、お父さん、そのチョイスは大丈夫なんですかー! と心配にな
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