日本中に大きな衝撃を与えながらも「迷宮入り」、あるいは全容解明ができずに終わった「未解決事件」を実録ドラマとドキュメンタリーで徹底検証し、未来へのカギを探るNHKスペシャル『未解決事件』シリーズ。大きな反響を呼んだ第1弾「グリコ・森永事件」(2011年7月放送)、第2弾「オウム真理教」(2012年5月放送)に続く、第3弾では“現在進行形”の「尼崎連続殺人死体遺棄事件」を取り上げる。 【写真】その他の写真を見る 兵庫県尼崎市を中心に、香川、岡山など各地で次々と明らかになった「連続殺人死体遺棄事件」。犯罪史上稀にみるこの事件は、首謀者とされる角田美代子元被告によって、15年という長い年月の間に、複数の家族がバラバラにされた挙げ句、暴力や虐待が繰り返され、分かっているだけでも7人が死亡、3人が行方不明となっている。さらに、この10人以外にも関係者の中には不審死や自殺などが相次いでいるが、時間が経