保温保冷性能の高い携帯型のステンレス製魔法瓶に自分好みの飲み物を入れて、オフィスやレジャー先などで自由に楽しむ――。「マイボトル」と呼ばれる飲用スタイルが一般に広がる中、飲料メーカーと魔法瓶メーカーのタッグによる、「マイボトル専用飲料」という新市場を創出する取り組みが始まる。仕掛けるのは、先日、株式上場を果たしたばかりのサントリー食品インターナショナル(以下、サントリー食品)と魔法瓶大手のサーモスだ。 サントリー食品とサーモスは7月8日、「ドロップポーション」と呼ばれる専用の小さな密封容器に詰まった濃縮飲料と、専用マイボトル(携帯型のステンレス製魔法瓶)を共同開発し、両者を組み合わせた新しい飲料スタイルを「マイボトルドリンク『ドロップ』」というコンセプトで提案し、コンビニエンスストアやインターネットなどを通じて販売していくと発表した。 マイボトルドリンク「ドロップ」は、ドロップポーションを