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小説とぬーんに関するnamgenのブックマーク (1)

  • 坂のある非風景 停滞すべき現在さえ

    いつか見た風景をいつか吹いた風が通り過ぎている。とにかく季節はいらない。私たちを受動態にするからだ。といっても能動的な私たちが好きというわけじゃない。たとえば、日ごろどちらかといって閑散としている私のtwitterが、閑散が好きなのである、週に一度、雨後のタケノコのように殷賑をきわめる時があって驚かされる。いったいどこから湧いてきたのだ、落ち着けよ、と言ってみたくなる。「落ち着けよと言ってみたくなる」のが好きなのである。 誰も何も選んでいないのに前に進んでいる。そのとき私たちにできるのは意志によって停滞を選ぶことだけだった。それなのに過去も未来も否定されていて、停滞すべき現在さえ奪われていた。これは根正午『太平洋イルカクルーズ』(抒情文芸-第132号)を読んでふと思ったことである。 とは別れてしまった。でも子供との別れがないのは、子供が別れを持たないからだった。なぜって子供にはまだ「親

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