トヨタのリコール台数を販売台数で割ると、欠陥車率が出てくる。これが、なんと3年連続で100%を超える勢いなのだ。つまり、売っている台数よりも、リコール届出で回収・修理しなければならない欠陥台数のほうが多いという状態が、2004年からずっと続いている。 そのようなメーカーはトヨタだけで、「トヨタ=欠陥車」は定着しつつある。にもかかわらず、どれだけ修理が進んだかさえ、公表できないという。こうしたコンプライアンス意識の低さは、重大な事故を招きかねない。 トヨタが開示した年別リコール台数(※下記資料1参照)と、日本自動車販売協会連合会が公表している国内販売台数を突き合わせると、2004年(1~12月)は、販売台数173万台に対して、リコールが188万台。リコール率は108.5%だ。リコールのほうが多いのは、もちろん過去に販売した車が5年、10年経ってからリコールされることもあるので、単年で見れば不