地上500キロ以上の高空を飛ぶハッブル宇宙望遠鏡=97年撮影、NASA提供 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は29日、ハッブル宇宙望遠鏡が観測データを地上に送信するための重要機器が故障したと発表した。来月打ち上げ予定のスペースシャトル・アトランティスによる5回目の大修理を延期し、この機器の交換を優先させる計画に変更する。準備のためアトランティスの打ち上げは早くても来年2月になる見通し。 この機器は科学データフォーマッターと呼ばれるもので27日に故障。予備系への切り替え作業が始まったが、予備系も故障すると、撮影した写真などすべての観測データの送信ができなくなる深刻な事態で、NASAは地上の控え機器をアトランティスに載せて取り付けることを決めた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く