7日午後2時20分頃、大分県由布市挟間(はさま)町のスーパー「マルミヤストア」挟間店内の魚介類販売業「甲斐水産」から、販売が禁止されているフグの卵巣を6日、誤って男女各1人に各1パック販売した、と同県中部保健所由布保健部に連絡があった。 同保健部が調べたところ、7日夕、由布市内の70歳代男性と、弟の大分市内の60歳代男性がそれぞれ体に異常を訴え、病院に運ばれ入院していた。2人ともフグ中毒とみられるが、命に別条はないという。 県食品安全・衛生課によると、甲斐水産は6日午後0時30分~50分の間に、店先で他の魚介類と一緒に陳列して卵巣を販売。パックには「フグマコ(大分県産)」と表示していたという。2パック購入した男女は弟夫婦で、弟は「兄に1パック渡し、もう1パックは自分一人で食べた」と話しているという。