死亡事故があった野々池(手前)。児童3人は左上付近で見つかった(3日午後5時39分、兵庫県明石市で、読売ヘリから)=笹井利恵子撮影 3日午後2時20分頃、兵庫県明石市二見町西二見のため池で、「池で遊んでいたお兄ちゃんたちがいなくなった」と、一緒に遊んでいた近くの幼稚園児(6)が交番に届け出た。 消防隊員が捜索し、同4時過ぎ、東の岸辺から約50メートル(水深1・2メートル)の水中で男児3人が溺れているのを見つけ、病院に搬送したが、全員の死亡が確認された。 明石署の発表によると、3人は、いずれも同市立二見北小学校に通う3年赤間翔太君(9)、2年中辻佑太君(7)、2年前田和亮(かずあき)君(7)。通報した幼稚園児は赤間君の弟で、3人が池の周囲に張られたフェンス(高さ約1・5メートル)を乗り越えるのを見たと説明しているという。 同池は周囲約890メートル、最深部で約2メートル。3人のものとみられる