香港政府は、新型コロナウイルスの影響で厳しい規制が続く中国本土との往来の制限緩和に向けて、本土で使われている感染リスクを示すシステムを導入すると発表しました。ただ、個人の行動を厳しく監視するシステムの導入を不安視する声もあり、利用が広がるかどうかは不透明です。 香港では新型コロナウイルスの影響で中国本土との間で厳しい往来制限が続いていて、香港に拠点を置きながら中国本土で事業を行う企業などを中心に、制限の緩和を求める声があがっています。 こうした中、香港政府は2日、中国本土に行く香港の市民を対象に、本土で使われている新型コロナの感染リスクがないことを示す「健康コード」と呼ばれるシステムを導入すると発表しました。 「健康コード」は名前やIDカードの番号などを登録すると、通信記録などをもとに当局が行動を把握し、スマートフォン上のアプリで感染リスクを色分けして表示するもので、飲食店や観光地などで提