紙面で読む飯島可琳さん＝堀内義晃撮影 　小学１年生の遠足で、近鉄奈良駅前の広場にある、奈良時代の高僧・行基（ぎょうき）の銅像の横を通りかかった。「これ、誰？」。調べだしたら、今住む奈良には有名な寺や仏像がたくさんあるらしい。ほとけの優しい姿にひかれ、教育学者の父敏文さん（５２）や母直美さん（４４）との寺巡りが始まった。 　「仏像… 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする（会員の方）無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事奈良県内の情報、電子書籍で　ｎａｒａ　ｅｂｏｏｋｓ4/26レコメンドシステムによる自動選択※有料記事の一部を自動で取り出して紹介しています。PR情報

◇穏やかな仏像・神像３４点 　【高橋諒子】江戸時代前期の遊行僧、円空が県内に残した仏像や神像３４点が並ぶ展示企画が、県立歴史と民俗の博物館（さいたま市大宮区）で開かれている。 　円空は全国を巡り歩きながら修行し、各地に木彫りの仏像や神像を残した。同館によると、県内には全国で３番目に多い約１７０体が存在するという。県東部に多く、日光街道を歩いたのではないかと考えられている。 　円空の像は、木材を「のみ」や「なた」で彫り出し、表面を整えずに素地をそのまま生かしているのが特徴。大胆で勢いのある造形ながら、顔つきは穏やかで柔らかく、ユーモアを感じさせるものもある。 　同館で２年前、円空の作品展を開いたところ人気を集め、その後もたびたび、問い合わせがあったという。 　展示は１０月６日まで、常設展示第４室（美術展示室）で。観覧料は一般３００円、高校生・学生１５０円、中学生以下無料。問い合わせは同館（０