この項目では、八幡市の「背割堤」について説明しています。堤防の機能としての「背割堤」については「堤防#堤防の種類」をご覧ください。 背割堤と桜並木 さくらであい館展望塔から見た桜並木 背割堤(せわりてい)は、京都府八幡市にある堤防である。 宇治川(淀川)と木津川の合流部に全長1.4kmにわたって2つの河川を区切るように設置されている[1]。 洪水発生時に両河川をスムーズかつ安全に合流させる役割を果たしている。 淀川河川公園の景観保全地区に指定され、ソメイヨシノが約250本植えられているため、毎年4月には花見客でにぎわっている。 背割堤と三川合流部の航空写真(2020年) 明治時代まで木津川は淀(京都市伏見区)付近で宇治川に合流していた。1800年代後半には明治大洪水をはじめとして、淀川で多数の水害が発生した。そのため、木津川と宇治川の合流部を現在の三川合流部に付け替える淀川改良工事が行われ