先月まで雪が降っていたエストニアも5月も半ばとなった現在はほとんど初夏のような陽気です。日本のみなさんはお元気でしょうか。 ちょっと前の話なんですが、あるパーティーでタリンを訪れているフィンランド人の学生たちと歓談する機会がありました。ヨーロッパには「エラスムス計画」という国境を越えた学生交流プログラムがあって、たしかその制度を利用してエストニアを訪問している学生たちだったと思います。 そのなかのひとりに東アジア研究を専攻しているという学生がいて、日本社会の事情にも詳しいらしかったのでいろいろな話をしたんですが、彼は、 「日本にはぜひ行ってみたいなあとずっと思っているよ。住むのは無理だと思うけど(笑)」 なんて言うんですよね。 「住むのが無理というか、日本企業で働くのが絶対に無理なんだよね。朝から真夜中まで働いて、タクシーで家に帰ってちょっと寝たらまた起きて出社、みたいな日本の会社員の生活