母親の職場のパートのオバサンちの話。その家庭は母子家庭で、パートで働いても金銭的に貧しかった。 その娘さんは学力が高く、周りのみんなが高校受験で塾に通う中、学校の勉強と独学で、良い成績を取っていた。 しかし、金銭的に貧しいため、私立高校は無理だった。だから、県立高校の良い学校に入れたのに、滑り止めの高校が無い、という事で、2ランク受験校のレベルを落とした。 福沢諭吉は「学問のススメ」で、教育こそ、貧乏人が努力して、報われる社会になる、と教えられた。 私は父親が教員だった為に、反発もしたが、好きな学問を勉強させてくれた事は本当に感謝している。しかし、世の中、現実はどうなんだい? 貧乏人はいくら努力しても貧乏人のままで、金持ちは株やら投資やらでカネが増えていく。私自身も母親が居なければ、とっくに生活保護だった。 しかし私は信じている。その娘さんの幸せな人生を。聞いた話では、高校を卒業時に大手家