世界にコロナが蔓延し、ロシアとウクライナでは正義のない戦争が行われている。はたしてそこに「音楽の徴候」は見つけられるのだろうか? 先の見えない閉塞感が、そこにはあり、人々はまるで宗教のようにアニメと漫画に没頭する。マジで終わってる、日本は。 「人生に文学を」と言っても誰も小説なんて読まないし、何なら本屋なんて何処も潰れていて、まともな本なんて売っやしない。 他人に依存することしか考えてない人々は、会社に依存し、仕事に依存し、子育てに依存する。そこには精神的余裕なんてなくて、ただ疲弊してゆく。 そんな世界にはたして「音楽の力」なんて無力だ、ということがあからさまに証明されてしまっている。そこにこのアルバムである。 今どき、「作品」であるアルバム制作に意味はあるのか?ストリーミングで消費されている音楽業界に於いて、それがまだ有効なのだろうか? 一曲一曲が意味を持つ。ただキャッチーであれば良い、