何年前だろう、おそらく20代の頃に精神病院に1ヶ月ほど入院した。理由は昼夜逆転が酷く、生きてるけど死んだような毎日を送っていて、主治医から勧められたから。 はっきり言って、精神病というか、精神科にかかることで人生、捨てた気になっていた。入院もイヤでも良くも思ってなかった。何もかもがどうでもよかった。 看護師に案内されて、同じ病室の方々に挨拶した。別にコミュニケーションを取る気も無かったので、iPod とDS を持っていって、退院までの時間潰しだと割り切っていた。 その日は看護師に病院のルールをいろいろ教えてもらった。生活用品をあまり持って行かなかったので、売店で購入したりした。 そうこうしているうちに、メシの時間。配膳車の前で並んでメシを待っていた。席に座り、メシを食べてると、私と同年代と思しき男の子が「隣いいですか?」と聞いてきた。 「いいですよ」と答えると、いろいろ質問してきた。主治医