去年10月の「即位礼正殿の儀(そくいれい せいでんのぎ)」では、即位を内外に宣言し、国民に寄り添いながら象徴としてのつとめを果たす決意を述べられました。 また、皇后さまとともに、上皇ご夫妻から受け継いだ毎年恒例の行事で3つの県を訪問したほか、年末には、台風19号による大雨などで大きな被害を受けた宮城県と福島県を訪れ、被災者を見舞われました。 しかし、ことしに入り、新型コロナウイルスの感染が拡大すると、両陛下でのイギリス訪問が延期になるなど、活動は大幅に縮小されてきました。 天皇陛下は、国民が置かれている困難な状況を深く案じるとともに、国民生活の多方面に大きな影響が出ていることを受けて、さまざまな分野の専門家から説明を受けられています。 4月10日、政府の専門家会議の副座長から説明を受けた際には、「今後、私たち皆がなお一層心を一つにして力を合わせながら、この感染症を抑え込み、現在の難しい状況
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