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  • 属性の告白ということ - 麻布論壇

    周五郎の「内蔵允留守」は、山周五郎らしさが詰まった、実に小気味の良い作品だ。 故郷・近江での剣の修業を終えた岡田虎之助は師匠からの推薦状を携え、東海道を下り、江戸の剣豪・別所内蔵允を目黒の道場に尋ねる。 しかし、生憎、内蔵允は諸国漫遊の旅に出た後のことで留守。しかたなく虎之助青年は、まだ見ぬ師匠が旅を終え戻るまでの間、閑右衛門と名乗る近隣に住む老百姓の家に逗留することとなる。 無為徒を恥じる虎之助は、老人の百姓仕事を手伝いだす。竹刀をとっては負けなしの虎之助も、鋤鍬をもてば老人に負けてしまう。いつしか彼は、まだ見ぬ師匠・内蔵允ではなく、この老百姓を敬慕していくようになる・・・ というストーリだ。 中学の頃に初めて読み、その後、時に触れ読み続けてきたこの作品(この作品が収録されている新潮文庫の「深川安楽亭」はとてもよい)が、なぜかここ数ヶ月のあいだ、気になり続けていた。 なぜこの作品

    属性の告白ということ - 麻布論壇
    nanaoku
    nanaoku 2013/05/14
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