社会 宮古「慰安婦」 4年かけ報告書完成2009年9月7日 洪さん(左から2人目)と証言者の佐和田さん(左端)、佐久田さん(同3人目)、伊良部さん=6日、宮古島市上野野原 【宮古島】日韓の研究者や宮古島市民らが昨年9月、同市上野野原(のばる)に建立した「日本軍『慰安婦』祈念碑」1周年記念の集いが6日、同祈念碑前で行われた。日韓共同調査団は、同市内各地で慰安婦の目撃証言や慰安所跡の分布図などをまとめた報告書の完成も紹介した。報告書は地元住民らの証言、慰安所の分布を記録し、日韓の各視点を交え1冊にまとめた貴重な資料として期待される。 報告書の題名は「戦場の宮古島と『慰安所』」(なんよう文庫)で2006年から08年にかけての聞き取りでまとめた。9月中旬から県内各書店で発売される。宮古島や伊良部島の各地にあった慰安所に関し、住民ら25人の証言や解説文などを掲載している。 編集を担当した早稲田