インドラがいじけていなくなったせいで、世界は荒廃しヤバい状況になった。神々はどうしようもなくなって、とりあえず良いとこ出のナフシャを王にまつりあげることにした。「いやいや、私では力不足ですよ」とナフシャは断ったが、神々は引き下がる。「力不足と言うならば、あなたに素晴らしいパワーをさずけましょうぞ。えい!」という感じで、ナフシャは特殊能力を得た。自分の視界に入った神々や悪魔のストレッチパワーを吸収してより強くなれるのだ。 わりといい塩梅で強くなったナフシャだが、力を持ちすぎると傲慢になるのは人の常である。彼も多分に漏れずえらそうな立ち回りをし、インドラの妻であったシャチーを自分のものにしようとした。やめてください、とシャチーはプリハスパティのもとへ避難した。彼女に会えなくなったシャチーは「インドラも聖仙の妻だったアリヤハーに手を出したではないか、彼はわるいやつさ」と嘆いた。 さて、失踪したイ