英、大手3行を実質国有化 6兆4千億円の資本注入発表2008年10月13日17時57分印刷ソーシャルブックマーク 【ロンドン=尾形聡彦】英国政府は13日、資産規模で欧州最大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)と、ロイズTSB、HBOSの英大手3金融機関に総額370億ポンド(約6兆4千億円)の公的資金を資本投入すると発表した。大部分は普通株で取得。国が経営の実権を握るため、3行は実質的に国有化される。民間からの資本導入は見込めないとして、国有化に踏み切った。 一方、英バークレイズは同日、65億ポンド(約1兆1千億円)を市場から調達すると発表した。公的資金注入には頼らず自力で経営を再建する。 公的資金は、RBSに200億ポンド、HBOSには115億ポンド、ロイズTSBに55億ポンド、それぞれ投入される。RBSについては株式の6割を国が保有することになる。ロイズはHBOSを救済合