なぜ大人は座った時に足を組むのか?という話がありました。 これについて、オリンピック選手のスポーツリハビリにも取り組む、蒲田和芳 先生(大阪産業大学 非常勤講師)が説明していました。 大人が足を組むのは、股関節の筋肉が癒着して(=くっついて)いるからだと考えられる。 「股関節」とは、足と骨盤をつなげている関節。 そんな股関節には、中臀筋(ちゅうでんきん)と言われる三角形の筋肉がついている。 足を組む原因は、中臀筋の筋肉がくっついてしまうこと。 しかし、筋肉がくっつくとは、どういうことか? 筋肉は、ファシア(網目状の構造)で包まれている。 ファシアが筋肉にくっついて固まる。 筋肉と筋肉の間には、「ファシア」と呼ばれる組織がある。 例えば、鶏肉の胸肉を買って、胸肉の皮をめくろうとすると、皮と筋肉の間に白っぽい半透明の薄皮みたいなものが見える。 それが、ファシアと思って下さい。 このファシアが伸