Jリーグアカデミーでは現在、育成センターが具体的な 活動テーマを選定すべく、共有するテーマの確認、 子供を育成していく環境の現状調査、 地域性の情報、欧州との比較データなどを収集している。 今回のJリーグニュースでは、その中で早急に検証する必要がある 「サッカー選手の誕生月」をテーマに報告する。 1970年ヨーロッパの国々で、誕生月による選手数分布の偏りが問題として取り上げられた(ヨーロッパの場合は、学校始業月となる8月生まれをピークに徐々に選手数が少なくなっていく傾向)。ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は、73年から、1月生まれからの登録システムを導入、また年間を通じた大会で選手を発掘できるような試合方式や練習のグループ分け、技術・戦術に主眼をおいたトレーニング方法などを導入し、その偏りを改善した。現在、UEFA16カ国のナショナルチームの選手誕生月別のデータはグラフ1の通り