【ドラマ・企業攻防】本命不在の経団連会長レース おきて破りの三村氏が軸? (1/3ページ) 2009.5.23 20:00 “財界総理”と呼ばれる日本経団連会長の後任選びがいよいよ本格化する。28日に開かれる定時総会で、任期が残り1年となる御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)としては、秋ごろには内定させたい考えだ。「日本を代表するメーカー出身の経団連副会長」というのが従来の選考基準。だが、有力候補の出身企業は未曾有の経済危機の直撃を受け、軒並み巨額の赤字を計上し壊滅状態だ。本命が「そして誰もいなくなった」と揶揄(やゆ)される中、おきて破りの選出もささやかれている。赤字総額1・9兆円 総額1兆8736億円。28日に発足する新体制に名を連ねる副会長15人の出身会社が、平成21年3月期で計上した連結最終損益を差し引きした赤字額だ。22年3月期も780億円の赤字だ。後任を指名する御手洗会長の悩みは深