リテーラーとメーカーの対等な関係 サターンフランチャイズにおいて驚くべき革新の1つが、リテーラーとメーカーで組織するフランチャイズオペレーションチーム(FOT)だった。 これは、リテーラーとサターンの双方から同数の委員を選び、販売やマーケティングなどオペレーションの最重要事項を合同で決めていく決定機関だった。 通常、販売店はどうしてもメーカーに従属的な形態になりやすいが、このFOTは全く民主的に運営されていた。 そして、FOTの下には、それぞれオペレーションごとに、マーケティング、販売、アフターセールス、財務、情報システムといった分野でそれぞれFTF(フランチャイズ タスクフォース チーム)があり、FOTと同様にメーカーとディーラーが参加して運営していた。 FOTでは多数決は取らない。全員一致が原則であった。これは別に共産主義や社会主義なのではなくて、最後の一人が納得するまで話し合いを尽
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