研究成果のポイント気象現象などにみられる乱れた旋回流の運動を3変数の確率微分方程式で記述することに成功。実験データから運動の構造を同定する方法を開発。ノイズの加わった力学系で生じる確率カオスという現象の存在を理論・実験で実証。 研究成果の概要北海道大学電子科学研究所(所長,中垣俊之教授)附属社会創造数学研究センターの佐藤 讓准教授は,フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究者らと共同で乱流旋回流*1の運動の中に確率カオス*2を発見し,ランダム力学系*3理論によりその生成メカニズムを明らかにしました。本研究は,科学研究費補助金基盤研究(C),「雑音誘起現象へのランダム力学系アプローチ」, London Mathematical Laboratory External Fellowship, European Research Councilなどの支援を受けて実施されました。 論文発表の