路上で将棋を指すのをやめるよう注意したのに聞き入れられず、男性の腹を刺したとして、警視庁浅草署は13日、殺人未遂の現行犯で、東京都台東区清川に住む無職、明光(あけみつ)孝容疑者(82)を逮捕した。同署によると、明光容疑者は「将棋をやめないから刺した。おれを怒らせることをした」などと容疑を認めている。 男性は近くの病院に運ばれたが間もなく死亡した。同署は容疑を殺人に切り替え、詳しい動機を調べている。 同署の調べによると、明光容疑者は同日午後1時35分ごろ、自宅前の路上で、男性が将棋を指しているのを注意したことから口論となり、自宅から刃渡り約12センチの果物ナイフを持ち出し、男性の腹部を数回刺した疑いが持たれている。通報を受け駆けつけた同署員が、現場にいた明光容疑者を取り押さえた。 死亡したのは現場近くに住む60歳代の男性とみられ、同署で身元の確認を急いでいる。 【関連記事】 ・ 情