ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)の原作者である漫画家、芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題は新たな展開を迎えた。ドラマ化をめぐる経緯について、出版元の小学館が「原作者の要望は制作側に伝えた」とする一方、脚本家は「初めて聞くことばかり」とコメントしたのだ。ボタンの掛け違いはどこから生じたのか。 芦原さんは1月26日、脚本や登場人物の設定をめぐり、日テレ側と見解の相違があったことをSNSに投稿。28日に投稿を削除後、29日に栃木県内で死亡していた。 小学館は8日になって、現場編集者らが「著者の意向が尊重されることは当たり前のこと」「守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない」とコメントを出した。 小学館自体も「先生のご要望を担当グループがドラマ制作サイドに、誠実、忠実に伝え、制作されました」と報告し、現在、再発防止に向けて調査を進めていること