先週末に、大学生の頃の友達数人と会った。 アカデミアに残っている友人もいるが、 日本の研究者取り巻く環境はかなり厳しいようだ。 各種報道や調査から分かるように若手はかなり優秀な研究者でも 先の見えない任期付きポジションで食いつなぐ事を強いられている。 それでも日本人研究者がそれほど海外に出て行かないのにはいくつかあるが ことに理系に関して言えば、どうやら一番大きな障害は言葉の壁ではないようだ。 主な問題だと感じたのは以下の3点である。 (1)男女関係などを含む人間関係の問題 (2)米国の大学とのコネクションの問題 (3)日本の大学への再就職問題 (1)と(2)は基本的には個人的な問題でありながら 日本人のアメリカ社会でのプレゼンスが低いことのデメリット を感じずにはいられない。 確かに、日本企業の米国進出に伴って日本人の数自体は増えているが、 それは主にアメリカに「日本企業村」を作ったとい