2013年の宇都宮市の1世帯(2人以上)当たりギョーザ購入額が4919円に上り、ライバルの浜松市から3年ぶりに日本一の座を奪還したことが、総務省が31日発表した家計調査(速報値)の結果で分かった。2位の同市は4155円で、764円の差をつけた。奪還運動の中核となった宇都宮餃子会の平塚康代表理事は「日本一の街として、宇都宮がギョーザ文化を引っ張っていきたい」と喜びを語った。 調査はスーパーなど小売店で購入した生か焼いたギョーザが対象で、専門店など外食の消費は含まれない。 宇都宮市の13年1月の購入額は294円で、3位でスタート。1位は348円の浜松市だったが、4月に巻き返し同年初の月間首位を獲得した。 宇都宮市や同会などは12年5月に「餃子消費量日本一奪還推進委員会」を結成。CMなどで活躍するタレントで鹿沼市在住の筑井美佑輝さん(16)を「奪還アイドル」に起用するなどして、ギョーザの消費拡大