因果推論、特に傾向スコアについて日本語で学ぼうとしたら、第一に名前が挙がるのは「調査観察データの統計科学」だろう。 調査観察データの統計科学―因果推論・選択バイアス・データ融合 (シリーズ確率と情報の科学) 作者: 星野崇宏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/29メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 285回この商品を含むブログ (26件) を見る ところがこの本、数式を中心に難が多く、読み始めたはいいけど困っているという人がかなり多そうだ。実は社内の機械学習勉強会でこの本を紹介したのだが、数式のフォローがかなり大変で、そこそこ端折ったにもかかわらず、3章が終わるまでに7回ほどかかってしまった。 特に3章頭の「難所」については、社内勉強会の時の資料をもとにメモを書いてブログに公開したりもしている。 「調査観察データの統計科学」3.1章 傾向スコアの数式メモ(前半)