英国議会の情報・公安委員会(Intelligence and Security Committee、ISC)が現地時間6日、中国の通信機器メーカー、ファーウェイ(Huawei)に関連する27ページに及ぶレポートを発表。英国企業各社による同社製品の導入に際して、英政府の監督体制が「あまりにずさんなもの」であることなどが明らかになったとしているという。 この報告では、英政府側の監督体制の甘さに重点が置かれており、ファーウェイが各通信事業者に納入した機器を通じてスパイ行為を行ったことを示す証拠は見つからなかったとしている。ただし、英国では同社の製品がEEやO2などの携帯通信ネットワークからBTの(固定線)ブロードバンド網、さらに最近ではスマートフォン端末まで、さまざまな分野に浸透していること、さらに米国などで生じている同社製品への懸念に対する反論材料として、同社が英国での導入実績をしばしば用いて