今も戦闘が続くウクライナで何が起きているのか。 人々の生活をドキュメンタリーのように追体験できるゲームが世界中に配信され、静かに人気を集めている。 なぜゲームなのか。 制作した現地のクリエーターに思いを聞いた。 (秋田放送局 志田陽一朗) 私(=記者)がこのゲームを知ったのは、2022年の12月だった。 いまのウクライナ情勢を題材にしていると知り、すぐにダウンロードした。 ゲームのタイトルは、「Ukraine War Stories」。 2022年11月、インターネットのゲームサイト「Steam」上で発表された。 プレーは無料で、英語のほか、日本語、ロシア語など、12の言語に対応している。 ジャンルは、「ビジュアルノベルアドベンチャー」。 イラストと音楽がついた小説を読むような感覚で進む。 場面ごとに表れる選択肢からどれを選ぶかによって、物語の結末が変わっていく。