近年、文学を使った英語教育関係の研究は様々な論文や書籍が出版されています。以前は、Widdowson氏やCarter氏、McRae氏、Collie氏 & Slater氏など、いわゆる定番の文献を読んでから研究をスタートするという形が多かったですが、ずいぶんと文学教材を取り巻く状況は(日本国内は別にして、少なくとも世界的には)変化し、それに応じた新しい研究も多く出版されています。個人的には、L1での文学読者の読解処理を実証的に調査する研究(文学の経験的研究)、L1での文学指導研究(Language Artsの指導研究)、外国語環境での文学指導研究(いわゆる文学を使った英語教育研究)を読むことが多いので、ここ1年ほどで大いに影響を受けた書籍を挙げておきます。他にもたくさんあるのですが、とりわけ影響を受けたなと思うのは以下の書籍です。 Kuiken, D., & Jacobs, A. M. (E