ブックマーク / sura-taro.hatenablog.com (9)

  • 質の良い資本市場を支えているのは。 - すらすら日記。

    市場とは、企業が事業に必要な資金を調達するために、株式や社債などの証券を発行できる市場、またはその証券を売買するための市場です。 具体的には、東京証券取引所などの株式市場のことですね。 資市場は、金融商品取引法や東証規則などの法令・自主ルール、企業会計基準などの会計ルール、企業による様式が統一された財務報告、公認会計士による監査制度などに支えられています。 これらのルールは、黙っていても市場に適切に供給されません。 法令、会計基準、財務報告制度、監査制度などは、それにかかる直接の費用を負担しなくとも利用できてしまいますし、利用を妨げることもできません。 公共財としての性質をもっているため、価格をサインとして適切な水準まである経済主体が自主的に供給するということは起こり得ないわけです。 なので、これらのルールは税金や資市場参加の会費等で支えられています。 公のお金を使っているわけです

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    naoto0211 2018/01/18
  • お金に関する仕事能力の汎用性のようなものについて。 - すらすら日記。

    銀行員受難の時代のようです。 www.yomiuri.co.jp いえ、1997年金融危機の前後から銀行倒産は現実のものとなっており、銀行員が安定した職業だというのは昔日の話なのですが。 ここ10年ばかり、大きな金融危機が起きていないので、また忘れられているのかもしれません。 さて、銀行員は預金を集める、企業や個人へお金を貸し出す、投資信託や保険などの金融商品を販売するなど、「お金に関する仕事」をしています。 なので、世間の一部では銀行員は次のような能力があるものと期待されているとも聞きます。 ①企業の資金調達や資金繰り、財務分析ができる。 ②決算書を作ったり、税務処理の実務ができる。 ③経費処理の伝票なんか、ちょろいもの。 ・・企業融資の実務ができる銀行員なら、企業の「お金に関する仕事」なら何でもできる、そう思われていた時期もあったようです。 ところが、元銀行員が経理部長や財務部長として

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    naoto0211 2018/01/16
  • 正直さは、ある日から急に始められるのか。 - すらすら日記。

    ある日突然、組織のルールが変わります。 今までは期末になれば押し込み販売などのその場しのぎの対策や、挙句の果てに伝票操作循環取引までやってで売上を立てていたのに。 ある日、不正が明るみに出て経営TOPは追放。 でも、大部分の中間管理職は今まで通り。 言うことだけが変わります。 「これからは、嘘はいけない。」 こんな組織で、その日から変われるでしょうか。 今までは、上手い嘘をつく者、見栄えの良い「取引」を作り上げる者が評価されてきたのに。 率先して嘘と誤魔化しを先導してきた中間管理職は依然としてその位置に座っている。 変わったなんて、信じられるでしょうか。 人間、そんなに簡単に行動規範を変えられるものではありません。 何年経ったら、嘘と隠蔽が褒めらした組織で、正直さが美徳として承認されるようになるのか。 案外簡単に切り替えられる場合と、10年経っても前の行動様式が染みついていて、何も変わって

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    naoto0211 2018/01/12
  • 「自分がいなくても回る仕組み」の前提条件のお話。 - すらすら日記。

    管理職あるいはその業務の中核を担うベテランの大事な仕事は、「自分がいなくても仕事がきちんと回っていく仕組み作りだ」というのはよく聞く話です。 ある分野の仕事が、ある特定の人しかできない・属人的な経験と勘で処理されていてブラックボックス化しているというを避けるためですね。 属人化・ブラックボックス化は不正の温床ですし、たとえ、その特定の人が「善意の人」であったとしても急な病気休暇、あるいは定年退職でいなくなってしまったときに業務の継続すら危ぶまれることになりますから。 なので、情報の共有化・マニュアル化などをコツコツ積み重ねて、「自分がいなくても回る仕組み」を作っているつもり・・だったのですが。 後任者が前と同じような意識で「仕組みの更新」をしていかないと、だんだん法令改正や業務の変化でズレができ、細かい保守管理を継続しないとどんどん合わなくなってしまいます。 「自分がいなくても回る仕組み」

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    naoto0211 2018/01/10
  • 好きな作品を応援する「作法」について。 - すらすら日記。

    webには無料の情報があふれています。 電子でつくられたものは簡単にコピーできますから、作者に無断でオリジナルをコピーし勝手にupしているものも。 コミックやアニメの分野では、そういう違法アップロードが大量に出回っていて問題になっていると聞きます。 読み手の方も、あまり違法だという意識もなく、なかにはSNSで作者人に直接「アップロードされているの読みました!」とかやっちゃう人もいるらしいですね。 さて、私の娘たちも好きなコミックやアニメがあって、自分でも欲しいという話をしてくることがあります。 「パパ、ネットで探して~」って。 そんなときは、ブックオフとかで中古を安く買うのではなくて。 「気に入った作品があったら、コミックでもグッズでも新品で正規のルートで買いなさい。それでお金が作者のもとに行って、続きが期待できるようになる」 そんなふうに教えています。 「違法アップロードはダメだ」と頭

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    naoto0211 2018/01/08
  • 現場を動かす影響システムとしての管理会計について。 - すらすら日記。

    日のお題はこちら。 現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか 作者: 伊丹敬之,青木康晴出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2018/01/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 会計という世界には大きく2つの種類があるといいます。財務会計と管理会計ですね。 財務会計は、企業外部に向けたその企業の財政状態・経営成績の報告するための会計で、 管理会計は、企業の内部の管理者に向け、事業(各部署)の状況等を報告するための会計。 などというふうに説明されます。 いずれも、会計の目的は、企業の外部の者・企業の内部の者が、その会計の仕組みによって情報を得て、意思決定に役立てることともされますね。 さて、書は管理会計についてのです。 管理会計のテキストといいますと、様々に考案されてきた財務指標の計算方法の説明が数式も交えて詳細に説明されており、意思決

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    naoto0211 2018/01/08
  • 「好きなことで生きていく」を支える人々について。 - すらすら日記。

    社会は、どんどん変化しているようです。 人口減少による日の国力の衰退とか、AIによって仕事がなくなるとか。 「今までのままでは無理だ」、というのは誰しも感じているようです。 そのため、何か新しいこと始めようと呼びかける方々も目立っております。 会社に頼ることはない、スマートフォンでなんでもできる、好きなことで生きていけばいい、と。 私もそういう言説を書いたを読んだりしました。 なるほど、書いてあることはもっともです。 しかし、何やら違和感も。 新しく変化しよう、と呼びかける人々は、今の社会に当たり前に存在している安定した電力の供給、蛇口をひねれば清潔な水がでる、スマートフォンの通信の確保、定刻通り運行される交通機関。 変わろう、と呼びかけている場合でも、これらの基礎的な社会インフラの維持・整備は、「好きなことで生きていく」人とは別に、何も変化せずに安定して確保されていることが前提になっ

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    naoto0211 2018/01/07
  • 通貨発行の簿記会計的なお話。 - すらすら日記。

    皆さんが持っている1万円札。製造原価はおよそ20円です。 なので、日銀行は1万円札を刷るたびに、1万円と20円の差額、9980円を「通貨発行益」として得られる・・というお話を聞いたことがあるのではないかと思います。 仕訳を考えてみました。 日銀行の1万円札発行仕訳 (借方)日銀行券 10,000 (貸方)銀行券製造費 20 (貸方)通貨発行益   9,980 この仕訳では、日銀行券は借方に来ています。資産の増加、という意味ですね。 日銀行以外の個人や企業にとって、お金は資産=財産そのものです。何も間違っていないのでは・・と思われるかもしれません。 しかし、こちらに掲示されている日銀行のバランスシートをみますと、日銀行券は日銀の資産ではなく「負債」です。約100兆円、負債の部に計上されていますね*1。 平成29年3月期 日銀行決算(PDF) http://www.boj.or

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    naoto0211 2017/12/27
  • コーポレートファイナンスのおすすめ入門書について。 - すらすら日記。

    ファイナンスのというと何の説明もなしに見慣れない記号を使った数式がドーンと出てきて、理屈もわからず覚えさせられるか、そもそも数式が解けなくて挫折・・ということが多いのではないかと思います。 あるいは、数式は読めたものの、現実離れした仮定が置かれていてこんなの納得できなし実務にも使えない・・とか。 特に米国流の株主資主義?や直接金融が前提があるので、こんなの日の実情に合わない・・となってしまうかもしれません。 今日は私がいろいろ読んだなかから、挫折しないコーポレートファイナンス入門書としておすすめできるのをいくつか。 企業価値の神秘 作者: 宮川壽夫出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2016/10/26メディア: 単行この商品を含むブログを見る宮川先生の「企業価値の神秘」です。 とかく数式を示すだけで理由の説明が少ないテキストが多いなか、割引現在価値の考えから、WACC加重平均

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    naoto0211 2017/11/24
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