かねてから土星の衛星、エンケラドゥスは、液体の水や有機炭素、窒素など生命を形成するのに必要とされる元素などが発見されており、地球外生命体が生息している可能性を帯びた惑星として注目されていた。 そしてそれは本当らしい。NASAの探査機カッシーニが2010年から2012年に行った重力測定の分析により、エンケラドスを覆う厚い氷の下に、大きな液体の海が存在することが確認されたそうだ。 これは、米コーネル大学やイタリアのサピエンツァ大学の研究者が2014年4月3日に明らかにしたもので、米科学誌サイエンスに発表された。 エンケラドゥスに液体の水があることは以前から観測されており、今回の研究によりこの説が裏付けられた形となる。研究チームは生命体が存在しうる可能性が増してきたとしてワクワクしているそうだ。 この画像を大きなサイズで見る氷に覆われた土星の衛星、エンケラドス エンケラドスは直径500キロほどの