ヒップホップユニット・LAMP EYEの名曲「証言」を、 ボカロに歌わせてリミックスした「初音ミクの証言」が話題です。 斬新で密度の濃い、面白い動画になっておりますが この曲の中に、とても強烈かつ懐かしい「ボカロらしさ」も感じました。 それは、ヒップホップの根本的な特徴がボカロ曲と通じているからだ、 …ということを今回書きたいと思います。 初期のボカロ曲の特徴には、初音ミクがキャラとしての 存在感を持っていたことが挙げられます。 電子世界の歌姫という自分の立場を歌う 歌詞の内容が多く、 また動画のサムネイルには 青髪のツインテール少女が必ずと言ってもいいほど登場しました。 要は、自分で自分の曲を歌うというわけで、 もっと端的にいうとキャラソンだったわけです。 楽曲の作風もアニソンっぽいものが多かったのは それが初音ミクのキャラソンだったからと考えれば すんなり理解できるかなと思います。 1