トヨタ生産方式が、故大野耐一氏の思いとは異なる方向に進んでいる実態を見て、本来の考え方を伝えたいという思いでこのコラム「本流トヨタ方式」を書き始めて、早くも丸3年経ちました。 当初はちょうどリーマン・ショックの直後で、巷間は不況、減産の真最中でした。好調な時は、作りさえすれば売れるので、いかにたくさん作るかが課題となります。会社によってやり方に大きな違いがあるわけではありません。 ところが、減産時にはそうはいきません。そういう時こそ本物のトヨタ生産方式の考え方で対応する必要があります。 3年経った現在もまた、東日本大震災、それに続くタイの水害等で生産が落ちています。本コラムの初期の記事(2008年10月16日~2009年7月2日)を読み返していただくと、お役に立つ部分があると思います。 その後、本流トヨタ方式の「土台にある哲学」について、「人間性尊重」「諸行無常」「共存共栄」「現地現物」と
