政府は、今国会に提出したカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案で、ポーカーを解禁する方針を固めた。ゲームの公正さを確保するため、当初は偶然の要素が大きいルーレットなどに限って解禁する考えだったが、客同士が競い合うポーカーも、カジノ側で雇用する進行役の「ディーラー」が公正性を管理できると判断した。カジノで人気が高いポーカーの解禁により、IRの集客力アップを期待している。 IR実施法案は、カジノで提供できるゲームについて▽事業者が公正さを確保できる▽施設内でのみ実施▽偶然の勝負に関し、参加者が賭けを行う「賭博」--に限定している。