肉食動物と草食動物のような、食う・食われるの関係にある動物の個体数は振動することが知られています。 これをモデル化した有名な例がロトカ=ヴォルテラの方程式で、これは というような微分方程式です。 難しく考えなくても、「食われる側の動物が増えると、エサが増えて食う側の動物が増える」「食う側の動物が増えると、食われる側の動物の数は減る」「食われる側の動物の数が減ると、エサがなくなって食う側の動物が減る」「食う側の動物が減ると、食われる側の動物が増える」という関係にありそうだということは直感的に分かると思います。 ここではシミュレーションで振動現象が起こることを確かめてみようと思います。 設定 草原に100匹の草食動物Aと20匹の肉食動物Bが生息している。 各動物は毎ターン減っていくHPを持っており、HPがゼロになると死ぬ。 草原は100x100のタイル状になっていて、全タイルに草が生えている