鳩山由紀夫首相は17日、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体への強制捜査をめぐる自らの発言について「検察を批判するとか、捜査に予断を与えるとか、そういうものでは一切ない」と語った。首相は16日に小沢氏に「信じています。どうぞ戦ってください」と述べたが、検察に対決姿勢を示す小沢氏の肩を持つのは行政府の長として不適切だとの批判を受けて、軌道修正をはかったと見られる。 首相は17日、前日の発言の真意を神戸市内で記者団に問われ「小沢幹事長が、自分は潔白だから戦うんだと申されたから『それはどうぞ』と。戦うことを了とする意味で申し上げた」と釈明した。 さらに、「小沢幹事長がこれからも幹事長としてしっかり仕事をやる、戦う姿勢を示す、ということに対して『結構です』と言った。幹事長続投を認めたという意味で申し上げたのだから不適切とは思っていない」とも述べた。