「時々、どうしたのかと心配しています。母が都内最高齢とは知らなかった。母のことを知りたいです」 「都内最高齢」の古谷ふささんと住民登録上は同居していることになっている長女(79)は、朝日新聞の取材に、アパート前でうつむきながら答えた。 長女によると、1986年ごろ、千葉県市川市内で、母、弟(次男)との3人で同居していた。都内で働いていた長女が転居する時に「私と来るか、弟と一緒にいるか」と母に聞くと「弟と一緒にいる」と答えたという。長女は一人で東京都杉並区のアパートに転居した。しかし、母の住民登録がいつから自分の住所に移ったのか分からないという。 最後に会ったのは、転居してしばらくしてから。東京・銀座の職場に事前に連絡もなく、母親が一人でやってきたという。近くの店でそばを食べながら、15分ほど話した。「母から『元気か』と聞かれたぐらい。仕事で時間がなく、あまり覚えていない」 近くの東