8年前のいわゆる「闇サイト殺人事件」で無期懲役が確定した男が、17年前に愛知県碧南市で夫婦を殺害し現金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われた裁判で、名古屋地方裁判所は「冷徹に殺害行為を繰り返し、生命軽視の程度が甚だしい」と指摘して、死刑を言い渡しました。 裁判で、検察が死刑を求刑したのに対し、被告側はいずれも殺意を否定して、死刑を避けるよう求めました。 15日の判決で、名古屋地方裁判所の景山太郎裁判長は、主文の言い渡しを後回しにして、理由の読み上げから始めました。そして「冷徹に殺害行為を繰り返し、生命軽視の程度が甚だしい」と指摘して、堀被告に死刑を言い渡しました。 堀被告はこの事件とは別に、平成19年に携帯電話のサイトで知り合った男らと名古屋市内で女性を連れ去って殺害した「闇サイト殺人事件」で、無期懲役が確定しています。